~秘密のフィアンセ☆続編~ 極道の世界たち
バスルームには、シャワーを浴びた後があるものの、佑斗の姿はなかった。
あれ?どこ行ったのかな?
そこら辺にある服を、とりあえず引っ掛けて部屋を出てみると、縁側のガラス窓を開けて、座っている佑斗がいた。
「佑斗!そこに居たんだ」
「あっ、由奈。起きた?」
タバコをくわえて、佑斗は振り向いた。
「何やってたの?」
「いや、いろいろ考え事をしてたら、眠れなくてさ」
へぇ~。
佑斗でも、眠れないほど考え事をするんだ。
いつもは、なかなか起きないくらい、熟睡してるのに。