~秘密のフィアンセ☆続編~ 極道の世界たち
「だって…」
怖くて、後が続かない。
「しかもお前、陸と知り合いなの?」
「うん。小学生の時の同級生」
バックミラーの佑斗を見る。
本当に、怖い…。
「それだけ?の割には、妙に親しそうだったけど」
鋭いな…。
「私の…。初恋の人」
どうせ隠し通せないんだろうから、ありのままを話そう。
「ねえ、佑斗。私、本気で心配なの。陸の事が…。何で狙われてるのか…」
そこまで言った時、佑斗は怖いくらい平静な顔で、振り返って私を見た。