~秘密のフィアンセ☆続編~ 極道の世界たち



「嫌!」


思わず、佑斗の手を払いのけてしまった。


だって、家に帰ると寂しいんだもん。


帰りたくない。


「嫌じゃねえだろ?送るから」


「家に帰りたくないの!」


佑斗のいない家なんかに、帰りたくないのよ。


気持ちにコントロールがきかなくなり、私はボロボロと泣き出した。




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