【COLORS②】マジかる!Bee☆
少しだけこいつに賭けてみようか……そんな風に思える自分も居て、
心境としてはとても複雑なのは言うまでもない。
「マロン……」
シナモンは心配そうな目をしながら、私にミントの言うこと聞けと言わんばかりの眼差しを向けてくる。
「あんたに賭けてやってもいいわ!私が魔術を使えるようになるのか……」
「約束するよ、必ず俺がお前の魔力を引き出してみせる。だから俺のことを信じろ」
……信じる……
なんでだろ、私ってばドキドキしてる?!
今までこんな事言ってくれる人が居なかったから──
それとも……?
「その言葉忘れないでよね!!」
こうして私たちは共に、次なる目的へ向かうこととなった。