【COLORS②】マジかる!Bee☆
目覚めの扉
「そう言えば……さっき言ってた陰謀って何なの?」
お腹が空いていたので、焼き魚がいつもよりおいしく感じる。
「──お前『ストロベリー=ショート』って知ってるか?」
……
「そりゃあ、もちろん」
私は食べるスピードを緩めた。
「拙者、噂で聞いたことがあるでゲス。最近、伝説のストロベリー=ショートが甦ったと……まさか!!」
「そう、これは噂ではなく『真実』だ。五十年前の悲劇を繰り返すわけにはいかない!これから俺はヤツを封印しに行く!!」
「流石、ミント!!カッコイイでゲス」
あのぅ……魔術の使えない足手まとい必至の私は無事に帰還できるのでしょうかぁ……
「心配するな、いざとなったら俺が助けてやるから。お前は自分の魔術を使えるようになることだけを考えていればいいんだよ」
不安そうにしてる私の表情は、見事に読み取られたらしい。
「……うん」
私は魔術学園で落ちこぼれのレッテルを貼られ、周りのみんなからはバカにされてた。
今まで自分から誰かを信じることはなかった。
いや、
信じようと思ったことがなかった……
裏切られるのが怖かったから──
でも、今は違う。
ミントのこと信じたいって思う自分が居たんだ。
お腹が空いていたので、焼き魚がいつもよりおいしく感じる。
「──お前『ストロベリー=ショート』って知ってるか?」
……
「そりゃあ、もちろん」
私は食べるスピードを緩めた。
「拙者、噂で聞いたことがあるでゲス。最近、伝説のストロベリー=ショートが甦ったと……まさか!!」
「そう、これは噂ではなく『真実』だ。五十年前の悲劇を繰り返すわけにはいかない!これから俺はヤツを封印しに行く!!」
「流石、ミント!!カッコイイでゲス」
あのぅ……魔術の使えない足手まとい必至の私は無事に帰還できるのでしょうかぁ……
「心配するな、いざとなったら俺が助けてやるから。お前は自分の魔術を使えるようになることだけを考えていればいいんだよ」
不安そうにしてる私の表情は、見事に読み取られたらしい。
「……うん」
私は魔術学園で落ちこぼれのレッテルを貼られ、周りのみんなからはバカにされてた。
今まで自分から誰かを信じることはなかった。
いや、
信じようと思ったことがなかった……
裏切られるのが怖かったから──
でも、今は違う。
ミントのこと信じたいって思う自分が居たんだ。