愛なんて知らない Ⅱ











「愛美!」




上から光が差し込んでくる







私はその光に手を伸ばす








「温かい・・・・」








「愛美!!」







私はそう呼ばれて

1スジのクモの糸のように細い

光の糸を手にした








体の痛みや熱さは変わらないが

さっきまでとは違う感覚があった









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