偽物かっぷる
聞いてよ
わたしはこれからどぅすればいんだろう。
悩んで悩んで出した答え…それは
自分の気持ちを直接伝える。
これしか もぅ残されてないと思うの。
仁哉くんの目を見て
しっかり伝える。
仁哉くんは無視なんかしないから。
そんな ひどい子じゃないから。
でもね…
わたしにはトラウマがある。
仁哉くんの前に好きになった子に無視をされたの。
告白を前にして無視された。
その時感じたんだ。
1番傷つくのは無視なんだってこと。
無視されるよりキツイ言葉で振ってくれた方が良かったよ。
その後に残ったのはただひとつ後悔だった。
もし…もしね
あの時告白しよぅとしなければ
友達のまま仲良しでいれたのかなって。
そんなことがあったから
告白した後の今とても不安なんだ。
でも好きな子を信じなくちゃダメなんだよね。
だから わたしは言うよ。
仁哉くんに伝える。
「仁哉くん…話たいことがある。だから聞いて。」
「………。」
もぅダメだ。
「なんで話も聞いてくれないんよ。無視するとか最低。」
そう叫んだ。
仁哉くんに向けて。
もぅ無視は嫌だよ…。
わたしの話も聞いて?
偽物かっぷるの終わりが見えてきた。
そぅ思った。