続・らっく!!【完結】
今日は匡人先輩の突然の訪問以外、コレといって特別なことはなかった
愁と帰る約束をしていたので私は授業が終わると急いで靴箱に向かった
最近いろんなことがあり過ぎて、愁と帰るのも久しぶりだった
まだかな~♪
靴箱に背中をあずけ、愁が来るのを待った
『ごめん、美弦。おまたせ。』
それから程無くして愁がやってきた
「ううん。待ってないよ。」
私はニコッと笑った
『行こうか。』
愁は私の手をとった
手を繋ぐ…
こんな些細なことでも私達にとっては貴重な時間
私はいつも以上に愁にぴったりと寄り添った
愁も何も言わず私の好きなようにさせてくれた
しかしこの幸せな時間もすぐに潰されることとなった