続・らっく!!【完結】
まさかっ!!


私は急いで執務室の机に駆け寄った


「おじいさん!!しっかりして!!」


おじいさんは顔を青白くさせながら床に倒れていた


「おじいさん!!」


体を揺らしてみてもおじいさんは答えない


やだ…っ!!


私は廊下に飛び出した


「誰か!!誰か来て―っ!!」














大丈夫かな…


私はベッドに横になるおじいさんの顔を見つめた


執事さんはすぐに私の声に気づき、お医者さんを呼んでくれた


お医者さんの話によると命に別状はないらしい


ただしばらく安静にする必要があるということだ


お医者さんのことを疑うわけじゃないけどやっぱり心配だった


私はベッド脇に椅子を置き、おじいさんが目を覚ますのを待った





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