続・らっく!!【完結】
『何を悩んでいるのかはわかりませんが、あまり考え過ぎないほうがいいですよ。』
恭也さんはそう言うとお茶を飲んだ
考え過ぎない方がいいか…
「……男の人って何を考えてるんだろう…」
愁は何も言ってくれないから…
本音も弱音も…
時々…不安になる…
心の中に何もかもため込んで…
私が踏み込めない場所に弱音を隠してるんじゃないかって…
受け止めたいのに…
愁が私を受け止めてくれたように
私も愁を受け止めたい――…
『何を考えている…か…』
ポツリと呟いた言葉は恭也さんの耳にしっかりと届いていた
「あっ!!すいません…変なこと言っちゃって…」
これじゃ愁のこと考えてたってバレバレじゃん…