続・らっく!!【完結】



『ありがとうございました。すっかりごちそうになった上に変なことまで言っちゃって…。』



私は車から降りると運転席の恭也さんに向かってペコッと頭を下げた



『美弦さん、これを受け取って下さい。』



私は渡された名刺を受け取った



名刺の裏には携帯の番号とアドレス…



『美弦さんの中で結論がでたら連絡を下さい。待ってますから…。
それと…』



恭也さんは窓から私の手を引いた



「ひゃあ!!」



突然のことに私の体は前に傾く


『少しは僕のことも考えて下さいね…』

恭也さんは耳元で私にしか聞こえない程度の声で囁いた



「~~っ!!」



私は耳を押さえると慌てて体を離した



『お休みなさい。』



恭也さんは妖しい笑みを浮かべ、そう述べると車を発進させた





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