続・らっく!!【完結】


『うわあ…キレイ―…』


夕日を見ながらはしゃぐ美弦を見ながら俺は頭では別のことを考えていた


高梨会長は俺を認めていない…


俺は高屋の人間じゃない


何も出来ないガキで将来の保証もない


なら俺が美弦に出来ることは何だ…?


いつの間にか太陽は沈んでいた…







『愁、誕生日おめでとう。』


「ありがとう。」


そう言えば誕生日を祝われるのは久しぶりのことだな…


気恥ずかしい…


『左手貸して?』


左手…?何するつもりだ…?


美弦に言われるがままに左手を差し出すと中指に指輪がはめられた


「指輪…?」


『愁のペアリングってサイズがあわないからつけられないでしょ?だから…』


美弦は顔を赤くしながらじっと俺の左手を見つめた





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