続・らっく!!【完結】
「すいません。わざわざ呼び出したりして…」
『美弦さんの呼び出しならいつでも歓迎ですよ。』
恭也さんはニッコリ微笑んだ
和むなあ…
恭也さんと私はカフェで待ち合わせをした
もちろん恭也さんお勧めの
さらに2人っきりの方が都合がよいということで個室に通してもらった
『ここのコーヒーはお勧めですよ。飲んでください。』
「はい…」
コーヒーなんて飲んでる場合じゃないけど…
そう思いながらも一口飲んだ
『それで話というのはもちろん婚約のことですよね?』
「はい。」
私は真っ直ぐ恭也さんを見つめた
「婚約はお断りします。」
恭也さんは大きく目を見開いた
『……本気ですか…?』
「本気です。
今まで思わせぶりな態度をとってしまってすいませんでした。でも気づいたんです。
私は…彼より…彼以上に誰かを好きになるなんてこと…有り得ません。」
私は深々と頭を下げた