続・らっく!!【完結】
左手にはうっすらついた日焼けの痕が残された
私と愁の唯一の繋がりだったのに…っ…
白いその痕をそっと撫でる
指輪が遠くにいったことが今の愁と私みたいで悲しかった―…
愁…っ…
会いたいよ…っ…
私このままじゃホントに恭也さんと…?
そんなの嫌っ!!
私は部屋を飛び出した
部屋を出ると大きな窓が最初に目に飛び込んできた
どうやらここはホテルの一室のようだ
多分…部屋の様子からするとスイートルーム
出口はっ?!
あちこち見回してみると一番大きな扉が左手にあった
あれだ!!
私は一目散に駆け出した
あの扉を出れば外にでられる!!
でも私の考えは甘かった