続・らっく!!【完結】



愁の口から紡ぎだされた言葉はホントに夢のようだった


婚約…?愁と…?


『俺は美弦が好きだよ。
好きで好きで…失うのが怖いくらいなんだ…。』


切ない瞳に目が放せない


『俺…不安だったんだ…。
加賀美は俺にはないものばっかり持ってて…美弦が加賀美を選ぶんじゃないかってずっとビクビクしてた。』


情けないよなって愁は苦笑いしていた


情けなくなんてない…よ…?


愁の本音がやっと聞けた…


『でも違ったんだ。俺にしかできないこともちゃんとあったんだ。
だから…美弦が俺の隣いることを望むなら…俺は全力でそれを守りたい。』


どうしよう…嬉し…すぎて…


言葉がでて…こない…っ…


『俺はまだガキで将来も保証できない…。
でも美弦の未来を俺に預けてくれないか…?』


愁は真剣に…そして熱っぽく私を見つめる


どうして言葉が出てこないんだろう…


愁は…私と未来を歩みたい…


そう言ってくれてるのに…


いつか想像した明るい未来を現実のものにしようとしてくれているのに…


どうして言葉に出来ないの…?





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