続・らっく!!【完結】
『……っ…よかった…』
愁はそう言うと私の肩に頭をのせ、腕を背中にまわした
『断られたらどうしようかと思った…』
愁の脱力加減から本気で心配してたんだと分かった
「バカ…断るはずないじゃない…」
私は愁の頭を撫でた
愁と一緒にいることが私の幸せなんだよ…?
ホントに変なところで緊張するんだから…
『でもさ?
必死になって高梨会長と紘一さん説得したのに美弦に断られたら立場ないじゃん。』
愁はパッと顔を上げ、真顔で言い放った
「おじいさん…許してくれたの…?」
愁のこと嫌ってたのに…
『うん。多分、美弦のおかげかな…?』
愁は私に微笑みかけた
何かした覚えないんだけど…
心あたりが全くない
ポカーンとしていると
『誘ってんの?』
間近に迫る愁の意地悪な顔
私は顔を真っ赤にして焦って離れた
照れる…///