続・らっく!!【完結】
「すいませんでした!!」
私は最後にペコッと頭を下げると愁のところへと向かった
「愁!!」
店の入り口に立つ愁はいい具合に人目を引いていた
もう!!
私はプンスカと怒っていた
『終わった?』
愁は私の怒りなんてなんのその
しれっと涼しい顔をしていた
「“終わった?”じゃないよ!!ひとりでいいって言ったじゃない!!」
プンプン怒る私を
『美弦がまたさらわれたら困るだろ?』
そう言って愁はなだめた
恐ろしいことを…っ!!
『ほら!!いい所に連れてってやるからさ?機嫌直せよ~。』
いい所…?
「それってどこ…?」
『秘密。』
愁は私の手を引いた
どこだろう…?私は不思議に思いつつ、愁のあとについて行った…