続・らっく!!【完結】
「どうって言われても…」
まだ来たばっかで全然わかんないよ…
『誰かに声とかかけられた~?』
なおもニヤニヤ笑う匡人先輩に
『おい!!匡人っ!!』
愁がキレた
『美弦ちゃん気をつけてね~?さっきから男どもがチラチラ見てるから。』
匡人先輩は愁をチラッと見て、もとの集団に戻っていった
愁はすんごい目つきで匡人先輩を睨んでいた
「ねえ…そうなの…?」
急に不安が押し寄せて、愁の顔を見上げた
私の恰好なんかおかしい…?
やっぱり浮いてるのかなあ…?
愁は何も言わなかった
ただ私の顔から目を背けた
その仕草が悲しかった…
「…愁…私…来ないほうが良かった…?」
精一杯頑張ったんだよ?
似合わないお洒落なんてするんじゃなかった…