続・らっく!!【完結】
『ふーん…。一応、気づいたんだな。』
会長は持っていたグラスを手でいじりながら感心していた
「バカにしないで。これでも才女で通ってるのよ?」
突然連れてこられたパーティー
私は会場に入るなりすぐに気づいた
美弦に浴びせられた視線の数々に…
これはただの社長就任記念パーティーじゃない
その名を語った美弦の御披露目パーティーだ
「紘一さんってひとの良さそうな顔して意外と策略家なんですね。」
『まあな。あの人は敵に回さないほうがいいぞ?』
言われなくても敵に回さないけど…
「でもいいんですか?こんなにおおっぴらにバラしちゃって…。」
『先手必勝ってことだ。後からマスコミにたたかれるよりましだろ?』
『まあ…確かに…』
最初から隠し子の存在を認識してますってアピールしといた方がダメージも少ないか…
にしても…