続・らっく!!【完結】
『よく来たな。まあ座りなさい。』
「はい…ありがとうございます。」
リビングに入るとそこには既におじいさんがいた
勧められるがままに私もソファーに座る
ふぅ…
ようやく落ち着けたような気がする
どことなくだけど内装は紘一さんの家に似てて安心できた
まあ…正確に言うと紘一さんの家も完全に落ち着くわけじゃないけど…
『お前のことは少々調べさせてもらった。』
おじいさんは突然口を開くとテーブルの上に何枚か紙を置いた
「これ…」
私は絶句した…
テーブルの上に置かれた紙には私の生きてきた16年間がこと細かに記されていた
勿論、紘一さんに引き取られる前のことも…
どうしてこんなものが…?
私はおじいさんと楽しくお喋りするつもりで来たのに…