続・らっく!!【完結】
「おじいさん…あの…これは…?」
訳がわからなくなっておじいさんに尋ねてみる
『あのバカ息子の実の娘だというのは嘘ではないようだな…』
おじいさんはフンッと鼻を鳴らし私を見た
疑っていたの…?
私が本当に紘一さんの娘か疑っていたの…?
視界が急に暗くなった気がした
悲しかった―…
嫌われてるだけではなく、血の繋がりさえも疑われていたことが無性に悲しかった…
おじいさんはさらに続けた
『紘一といい、お前の母親といい…何を考えているのか…まったく恥知らずがっ』
その言葉は許せなかった
「やめて下さい!!私はともかく紘一さんや母を悪く言うのはやめて下さいっ!!」
もはやおじいさんだからとかいう遠慮はなかった