続・らっく!!【完結】
「愁…お願いがあるの…」
『何…?』
私は膝立ちになり愁の首に腕をまわすと自分から唇を重ねた
「抱いて…?今すぐ…」
愁の心底驚いた顔なんて初めて見たかも知れない
驚く愁をよそに私はそのまま舌を絡め始めた
えっちをせがんだのも自分から舌を絡めるのも初めて
でも今は関係ない…
この不安も恐怖も愁の手で全てかき消して欲しかった
「頭の中を愁で一杯にしてぇ…」
唇を離し泣きながら訴えた
壊して…?何も考えられないくらい…
わからせて…?愁がそばにいるってこと…
『……っ!!』
愁はいつもより少し乱暴に私を床に押し倒した
「んんっ…ぁ…ふッ…」
キスも少し強引だったけどなぜかいつもより愛を感じた
今度は嬉しくて涙がでそう…
愁っ…!!
私は必死になって愁にしがみついた―…