続・らっく!!【完結】
「愁が作ったの…?」
どれも美味しそう…
私負けてないか…?
『ひとり暮らししてれば誰でもこれぐらい出来るようになるって!!』
愁は笑いながら私にもコーヒーを淹れた
ってか普通は私がやるもんじゃないか…?
まっ…
負けてる…
女として負けてるっ!!
『美弦…?食べないの…?』
肩をがっくり落とした私をよそに愁は既にパクパクと朝食を食べ始めていた
「食べる…」
うん、美味しそうだしね(笑)
実際、美味しかったです…(泣)
愁の作った朝食を完食するとふと気づいた
「学校っ!!!」
時計の針は既に10時近くになっていた
今日平日じゃんっ!!
のんきに朝食なんて食べてる場合じゃな――いっ!!
私が慌てふためいていると
『休むって電話しといたから平気だけど…』
愁は冷静に皿を片付けていた