続・らっく!!【完結】
『今から紘一さんの所に行かなきゃいけないしな…』
愁は苦笑いしながら私の頭をクシャッと撫でた
そうだった…
婚約の話をしなきゃいけないんだ…
一気に気分が憂鬱になった
『美弦―…』
愁は私を抱きしめた―…
この時愁が何を考えていたかはわからない
不安に押しつぶされそうだったのは愁も同じだったのかなぁ…?
ただわかっていたのは―…
私は愁が好きだっていうことと―…
愁は確かに私を愛してくれてるってこと―…
愁の背中に腕をまわし、お互いの気持ちを確認しあうかのように
ずっと―…
ずっと抱き合っていた―…