初恋。

「仕方ない…」

あたしは軽く着替えて
部屋を出た

階段を降りるとき
顔を信じられない冷たさの風が
横切った
窓が開いているようだった

こんな寒いのに
お母さんはなんで平気なんだろう

あたしは窓を閉めようと
窓に近づく

すると…


「うわッ…」


想像を遙かに超える量だった

外は見渡す限りどこまでも一面真っ白で
隣の家の屋根になんて
物凄い厚みの雪が積もっているのがわかる

これ…
雪が重くて家潰れたりしないよね…

心配になるけど
雪はそんなことおかまいなしにどんどん空から降ってくる





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