CHIHIRO
親父の事は好きじゃないけど、嫌われたくない。
「約束。言ってみて。」
思った事は…
「帰りたく、ない。」
僕は、流されてる?
千尋さんに、飲み込まれてる…?
結局帰らなくて、僕は千尋さんとひとつになった。
涙がでて、嬉しくて、恥ずかしかった。
他の人とは違う、千尋さん。
貴方は
「どこまで僕の事想ってくれる?」
ずっと聞きたかった事。
思ってた事。
そしたら千尋さんは「どこまででも。俺が死ぬまで。」なんて言ってくれるから、僕はまた少しだけ泣いてしまった。
哀しくて流した涙じゃない。
これはうれし涙だよ?
千尋さん、分かってる?
千尋さんが「死ぬまで」なんて言うから。
何にも知らない僕は、“永遠”を信じる事にした。