CHIHIRO


喉の乾きに目を覚まして冷蔵庫から水を取り出した。

半分くらい残ったペットボトルの水を喉に通す。
一気に飲み干しても、喉の乾きは無くならなかった。


僕は携帯を開いて時間を見る。


また、目が霞んでいてよく見えなくなっている。
眩しい液晶に目をかすめた。


こうなる事は分かっていて、携帯の文字サイズは“大”にしてある僕の携帯は、それだけ見たら本来女子高生であろう携帯だとは誰も思わないだろう。




時間を見ると、まだ朝の4時で僕は哀しくなった。


あれだけ疲れていたのに、また2時間ちょっとしか眠れなかった。





僕の身体は悲鳴をあげている。




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