とある彼女のじれじれ彼氏
そして今日も突然父からの電話が、
「今日、集まりなさい」
、と簡単に業務連絡のように淡々と。
拒否も許可もなく、それは切れた。
はぁ…なんだって今日に…、せっかく有紗との逢瀬が。
有紗との時間は貴重で、私が臨時の保健医であろうと有紗とは誰にも言えない関係。
所謂恋人だ。
そして教師と生徒でもある。
そして今日は有紗の母親から許可の下りたお泊まり、だからこそ何よりも有紗と一緒に居たかったのに。
面倒な家族会議がそれを邪魔をする。