とある彼女のじれじれ彼氏


そうやった…センセははじめっから失礼やった…


 「私はいつまでも有紗のセンセですよ?」

 「…」



無事に合格した高校、やっとセンセから離れられるっと思ったのに、産休に入った保険医にかわってセンセがやってきた。


変わらない嫌味な笑顔などままで、


 「また一緒ですね、有紗」


と言ってきたんや。



あ~、いま思い出しただけで腹が立つ。


 「有紗、いい加減私から逃げるのは止めては?」
 「逃げてなんか…」

 「そんなに怒ってるんですか?ご褒美デートの日のこと」

 「っ…」





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