あなたのいのち



ふと、ナツは
人の気配を感じた。


振り返ると
一人の男子生徒が立っていた。


「あ…。」



見たことのない男子だった。





「ごめんな。」





低く、それでいて優しい声だった。





「…坂田…コウ君…?」
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