どくたぁ&なぁす☆
「・・・・あのー。」



「あ?」



「ここって患者さんいるんですか??」



「・・・・・」



あ・・・



ヤバ。



あたし、今失礼なこと聞いたかも・・・





時は数分前へさかのぼる。



『あ、ごめん。オレ、なんか呼び出されてるからいくね』



『え・・・』



永久くんが行くってことは、



あたしは流星くんと2人きりってことで・・・



嫌ぁぁ!!



気まずくて死ぬっっ



『あ~、いってらぁ』



『えっちょっ・・・ちょっとっ!!』



バタンッ・・・



カランカランッ・・・





あたしの必死の叫びも



虚しく、



鐘の音にかき消されてしまった。



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