どくたぁ&なぁす☆
心の中で、



何度も何度もそう叫んでいながらも、



口には出せなかった。



あまりにも、永久が



澄んだ瞳だったから・・・・。





完全に、俺が協力してくれると



信じて疑わない瞳だった――――――。





それから、悪夢は始まった。



―――――いっそ、夢でいてくれたらよかったのに。



永久の猛烈なアピールで、



日に日に2人は仲良くなっていくようだった。





それに比べて俺は――――――



夏姫に近づくこともできなかった。



永久のことを考えると、



どうしても話せなかった。





永久は、俺にとって



大事な大事な兄貴だったから。
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