杏 ~あんず~



「……でも、これからもずっと"杏"でいろよ?」


「いいの…?」


「あぁ。だって同じとこに"風戸大翔"が2人いたら……あ…//」


「え…//」


「「……////」」


あたしと大翔は、見たことのない最高潮の赤さに頬を染めた//


だって……それ……//


「それ……////」


「…っ//!!…あぁもう//!!」


大翔は頭をポリポリと掻くと、ポケットに手を入れた。


「目つぶってろ…//」


あたしは言われた通りに目をつぶった。


しばらくすると、指に冷たい感触が……。


「……いいよ//」


「……っ//!!」


目を開けると、左手の薬指にキラキラと光るモノが……。


「これ……指輪……//」


「……あぁ//」


「あり…がと…っ…!!」


涙が溢れ出すまま、大翔に抱きついた。


「杏、ずっと一緒にいよう…♪?」


「うんっ…♪//!!」














満月と無数の星が照らす中……、














2人は永遠の愛を誓いました……♪










   。+。*Fin*。+。   


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