隣の千代ちゃん
「ほんとはプロのカメラマンになりたいくせ…」


「いーんだよ。カメラは趣味だ。そんなんで食ってけねーだろ。」


奈々さんがまだ話してるのに優斗さんは少し声を大きくして遮った。


もうこの話はやめやめーと言いながら一眼レフをバッグに閉まった。


あ、奈々さん少しふてくされてる。


「今日、全然集まらねーな。もう3人で飯でも行く?」


「あー、俺バイトあるんですんません。」


「そっか。じゃあまたなー。」


「また今度誘って下さい。じゃ。」


「バイトがんばってねー。」


頭を少し下げて教室を出た。


バイトまでは全然時間あるけどなんとなく二人の邪魔は悪いなと気がしたので断った。
一応空気は読む方だ。
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