隣の千代ちゃん
「そーだよ、千尋。お前の顔かっこいいなんていう子あんまいないぞ。レアだよ。減るもんじゃないし千代ちゃんに見せてやれよー。」


「成田やさしー!」なんて言われて嬉しそうだし。


ってゆーかレアとか失礼だし。


「減るから嫌だ。」


俺は雄大を置いて講義室を出ようと席を立つ。


「なんだよ、千尋ー。千代ちゃんごめんね。」


「えー。行っちゃうの?じゃあまたねー。吉岡、また見せてねー。」


大きい声で花岡千代は言う。


恥ずかしいやつだな。
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