アイドルまっしぐら!!
……里奈は、その言葉を聞くと



ゆっくりジャングルジムに近づいて……



「じゃあ、男の子じゃないのに、ジャングルジムに登れる私は何なんだろうね〜?」




……いつも助けてくれた。



対象を俺から外してくれた。



「……よいしょ。光樹?」



里奈が、俺の頭を撫でてくれる。




「あんなんに登る必要なんかないよ?落ちて怪我したら、痛いもんね。」




……ずっと、大切にしたいと思った。




その優しさを。




「……ありがとう。」




「……いつかは光樹が私のこと、守るんだよ?男の子に女の子は勝てなくなっちゃうんだから。」




「……うん!」





……そんな夢だった。




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