アイドルまっしぐら!!
「ありがとう!光樹のおかげだよ?僕は、今までの分も里奈と一緒に幸せな時間を過ごせるのは。これから、何もないわけじゃないから……その時は僕が精一杯里奈を守る!」





……里奈を守る、か。





「……里奈も幸せだな。頼もしい彼氏で。」




「……正直言うと、ちょっと不安なところもあるけどね。」




良介はそう言うと、顔を手で拭った。




「……これで、光樹には僕の心の中も見せることができたような気がする。」





「……わざわざ銭湯に来たもんな。」




……俺は、良介を失いたくない。




里奈が、良介の彼女になるのは身が引き裂かれるほど辛いけど、



今は、自分の想いをしまい込んでおきたい。





傷つくのは俺だけでいい。




良介と里奈が喜んでる。




それだけでいい。
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