アイドルまっしぐら!!
それから、毎日良介は河原にやってきて、



俺と2人で過ごす時間が多くなった。




『良介。今日は俺の家に泊まらない?』




『いいの?』




『うん!』




良介が俺の大切な親友になるのにはそう時間がかからなかった。





里奈がこのことを知らない理由は、良介の学校が俺たちとは違ったからや、際立って言わなくてもいいからと思ったからだった。





……まさか、良介がトップアイドルになるなんて夢にも思わなかったから、



逆に言わなくてよかった。


良介の迷惑になるといけないから。





……でも、そんな俺の心配を他所に、今でも良介は結構頻繁に家にやってくる。





今日は、俺が呼んだんだけど。
< 15 / 267 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop