アイドルまっしぐら!!

「城山穂積は何の用だった？」



事の真相を知らず、単なる告白だったと思ってる千里は、




私が教室に帰ると、ニヤニヤしながら私に尋ねてくる。




「……告白だった。」



「やっぱりね。断ったんでしょ？」




「……うん。」



私は力なく笑う。



「……どうしたの？何か急に元気なくなってるけど。」



「……少し心が痛くて。」



「断ったことを気にしてるの？優しいのね、里奈は。」




私は、無言のまま千里に笑顔を向け続けた。




……私、どうなっちゃうのかな？