アイドルまっしぐら!!
「……それで?」
「この前、その子に呼ばれて……告白されたの。」
「告白?」
「もちろん断ったよ。そしたら、そのことを言って私のことを半ば脅すような感じで、言うことを聞いてって言われて……」
「……何されたの?」
りょうくんの顔が今までにないくらい恐ろしいものになっていく。
「毎日屋上で一緒にお昼を食べて、放課後は部活が終わるのを待って家まで着いていくっていうのを繰り返してる……」
私がそう言うと、りょうくんは表情を緩めてゆっくり私を抱きしめた。
「……ごめんね。」
「りょうくんのせいじゃないよ。私がよく周りを確かめないで口にしたのがいけなかったんだから……」
私がそう言ってからも、りょうくんはしばらく私を抱きしめたままだった。
「……話してくれてよかった。僕、何も知らないまま里奈を苦しい目に合わせ続けるところだった。」
「……迷惑かけてごめんね。」
「大丈夫。……それ以上ごめんって言うと僕、怒るよ?」
……怒られてみたい、なんて思っちゃう私は変だよね?
「……僕が助けてあげるから、何も心配しないで。」
……りょうくんにそう言ってもらえて、心から安心することができた。
「この前、その子に呼ばれて……告白されたの。」
「告白?」
「もちろん断ったよ。そしたら、そのことを言って私のことを半ば脅すような感じで、言うことを聞いてって言われて……」
「……何されたの?」
りょうくんの顔が今までにないくらい恐ろしいものになっていく。
「毎日屋上で一緒にお昼を食べて、放課後は部活が終わるのを待って家まで着いていくっていうのを繰り返してる……」
私がそう言うと、りょうくんは表情を緩めてゆっくり私を抱きしめた。
「……ごめんね。」
「りょうくんのせいじゃないよ。私がよく周りを確かめないで口にしたのがいけなかったんだから……」
私がそう言ってからも、りょうくんはしばらく私を抱きしめたままだった。
「……話してくれてよかった。僕、何も知らないまま里奈を苦しい目に合わせ続けるところだった。」
「……迷惑かけてごめんね。」
「大丈夫。……それ以上ごめんって言うと僕、怒るよ?」
……怒られてみたい、なんて思っちゃう私は変だよね?
「……僕が助けてあげるから、何も心配しないで。」
……りょうくんにそう言ってもらえて、心から安心することができた。