アイドルまっしぐら!!
……春は昔から嫌いだったなぁ。
仲がよくなった友達と、クラス替えで離ればなれになっちゃって、
別れが嫌だった。
……りょうくん、大丈夫だよね?
「……中山〜。通知表いらないのか?」
「えっ……あっ、すいません。」
どうやら、先生の声も聞こえてなかったみたいで、
先生が私に通知表を渡しに来た。
「……はぁ。」
成績見て、余計に落ち込んじゃう。
……あんまりよくないなぁ。
「じゃあ、事故や病気に気をつけて、楽しい春休みを過ごすように。」
……ホームルーム、終わっちゃった。
「里奈、帰るわよ。」
「あっ……ごめんね。私、今日も一緒に帰れないんだ。」
私がそう言うと、千里の表情が曇る。
「……そう。」
「……ごめんね。」
私は、そう言って逃げるように屋上に向かった。
仲がよくなった友達と、クラス替えで離ればなれになっちゃって、
別れが嫌だった。
……りょうくん、大丈夫だよね?
「……中山〜。通知表いらないのか?」
「えっ……あっ、すいません。」
どうやら、先生の声も聞こえてなかったみたいで、
先生が私に通知表を渡しに来た。
「……はぁ。」
成績見て、余計に落ち込んじゃう。
……あんまりよくないなぁ。
「じゃあ、事故や病気に気をつけて、楽しい春休みを過ごすように。」
……ホームルーム、終わっちゃった。
「里奈、帰るわよ。」
「あっ……ごめんね。私、今日も一緒に帰れないんだ。」
私がそう言うと、千里の表情が曇る。
「……そう。」
「……ごめんね。」
私は、そう言って逃げるように屋上に向かった。