アイドルまっしぐら!!
「あっ……えぇ!?」
しばらく周りの空気が止まったような感覚に襲われた。
何が自分の目に映り込んできたのかが、理解できなかった。
「よう、里奈。俺からの誕生日プレゼント。」
ただ、光樹がそう言って指さす先には……
「はーい。どうも〜。誕生日プレゼントです!」
憧れのトップアイドル、山中良介くんがいるわけで……
って……
「えぇ〜〜〜!!!!」
な、なんでここにりょうくんがいるの〜〜!?
私は、多分今まで生きてきた人生の中で一番大きな声を出した。