アイドルまっしぐら!!
「なぁ、母さんが料理用意してるけど、食べてく?」




「本当に?ありがとう!何か至れり尽くせりだね。」



「いいじゃん?里奈の誕生日だし。」




「……光樹の誕生日、お返しが難しいや。」




「気にすんな。」





……里奈が俺の誕生日を覚えててくれるだけで幸せだし。




「ちょっとトイレ行ってくるね。」



「……あぁ。」





里奈がいなくなって、俺はベッドに横になり天井を仰いだ。




……良介を紹介したのは間違いだったかもしれない。




今は分からないけど。




良介は里奈を好きになるとは思わないけど、




好きな女が別の男に恋い焦がれてる姿はあんまり見たくないし。

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