夜と私と秘密の王子様
ゴメン。



ゴメンね。





ごめんなさい。




私に、ホステスは出来ません。



「はぁ…。」





いっそ、消えたい。






家に帰ろう。




「ただいま。」





響く声。



返事はない。




寝た。




寝ることで少しは現実回避出来ると思ったから。




どれくらい時間がたったんだろう。




ううん。そんなことどうでもいい。



さっきから、鳴りづつけるインターホン。




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