らっく!!
「そっ。あそこは将来に備えて人脈を広げるためにあるような所なのよ」
私はティーカップの中の渦を黙って見つめていた。
「あそこで作ったコネクションは後々有効利用できるしね。高屋先輩なんかあわよくばお近づきになりたい人なんだよ?」
ケーキをパクパク食べ始める凪ちゃんを見ながら私は改めて自分の状況を顧みた。
私って実はすごい人とお付き合いすることになったんじゃ…。
「どっどーしよ…」
とんでもないことになってるんじゃ…。
思わず凪ちゃんに助けを求める。
「ことの重大さにやっと気づいたか…」
やれやれっと凪ちゃんは今度は私に向かってビシッとフォークを向けた。
「美弦?いい?学校では2人っきりでいるところを見られないようにすること!!じゃなきゃホントに何が起こるか私にもわかんないからねっ!!」