らっく!!
「こちらでお待ち下さい」
受付の人に話しかけるとすぐに別室に通された。
受付のお姉さんは相楽さんから話があったのか私なんかにも友好的だった。
通された部屋はいかにも大企業って感じの応接間でやっぱり私には不釣合いな所だった。
ふかふかのソファーに美味しい紅茶。
花瓶や置物は怖くて触れない感じ?
慣れない空間に緊張しながらも今か今かと待つ。
あ―っ!!
どんな人だろう…?
見当もつかない。
私を引き取りたいなんて言うくらいだからいい人なんだろうけど…。
ドキドキしながら待っていると、ドアがノックされた 。
来た!?
思わず立ち上がってドアを見つめる。