らっく!!
「へぇーそんなことがあったんだ~」
クスクスと笑いながら愁先輩はアンパンを頬張った。
「笑い事じゃないですよ!!凪ちゃんなんてふて腐れて、保健室で寝るって怒ってたんですよ~!!」
そういう私も自然と笑顔がこぼれる。
先輩とこうしてお昼ご飯を食べるのも久し振り。
なんか幸せかも―…。
「それにしてもあの大原が負ける生徒会長って興味あるよな~」
「私も見たんですけど、女の子にもてそうな感じですよ?」
女の子に人気があるよ!!
王子様みたいな感じだったもん。
何故か確信があった。
「だけど横暴なんだろ~?とんだくわせもんだよな~」
アハハっと2人で笑いあう。
「誰が横暴だって?」
先輩が凍りついた…。
気がした…。