らっく!!
「まっ匡人!!お前なんでここに!?」
先輩は背後から現れた生徒会長にジロリと睨まれた。
「お前がレポート提出してないから呼びにきてやったんだろ?」
「あぁ…そんなもんもあったな…」
あのー…事態が把握できないのは私だけでしょうか…?
「あっ美弦ちゃん!!こいつ幼なじみの匡人っ!!」
愁先輩は会長さんを指差しながら私に紹介してくれた。
「会長さんが…?」
「……お前いつから会長になったんだよ?」
しっ知らなかったの!?
「バーカ。気づけよ…」
「うっせえな…興味なかったんだからしかたないだろ?」
会長さんは愁先輩に呆れたのか今度は私に向き直った。
「さっきも会ったね。きみでしょ?“高梨家の美弦ちゃん”は。俺はこのバカの幼なじみの東城 匡人。よろしくね?」
「よろしくお願いします…」
何でこの人も知ってるんだろう…?
まっまさか…!!