真実の糸

・不安

今日は、翔さんの友人が開いてくれた、結婚記念パーティーに参加している。


「朱里。俺ちょっと、飲み物を取り入ってくるわ。」


「うん。わかった。」


私は、そう言って翔さんを見送った。


人が多いなぁ〜。それもそうか。


翔さんは、小さい頃から、有名な大学の付属学校に通ってたんだもん。
それに今は、外資系の会社だし、知り合いも多い。


でも、私は、人が多いところが苦手。
昔から人酔いしやすい体質のためこうゆう、パーティーは、慣れてない。


「翔さん、遅いなぁ〜。」


私は、持っていた飲み物に口をつけようとした。


「おい。それ、酒だぞ。」

振り向くとそこには、


「きみくん……。」


そう、公崇がいた。


「クスッきみくんに戻ってるぞ。」


と笑った。


「なんでいるの?」


私は、彼に疑問を投げ掛けた。


「はぁ〜。俺は、翔くんの友達だし。、一応、おまえの幼馴染みだぞ。」


そう、きみくんも小さい頃から翔さんと同じ学校に通っていた。


2人は、親友と言っていいほど仲が良い。


仲いいねと言うと2人は照れて否定しちゃうけど。


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