ココロのナミダ 。
壊れかけのココロ
‐‐‐‐‐
真っ暗な部屋の中に
私は一人座っていた
傷だらけの左手には
一枚の写真
幸せで純真無垢な笑顔
の私が写っている
そっと親指で過去の
私の髪を撫でてやり
力無く微笑む
ずっと、この頃の幸せが
続けば良かったのに ―
写真をクシャクシャに
丸めて跡形の残らぬ様に破く
その上に落ちるのは ―
私の、壊れかけた
ココロのナミダ 。